正答2
解説
正解は2です。
上部消化管からの出血である吐血がみられた患者への看護を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 体位は仰臥位のまま保持するのではなく、側臥位にするか顔を横に向けます。
仰臥位のままでは、吐いた血液が気管に入り、誤嚥や窒息を起こすおそれがあるためです。
2:○ 心身の安静をはかります。
体を動かしたり興奮したりすると、血圧や脈拍が上がって出血を助長するおそれがあるためです。
不安を和らげる声かけをしながら、ショック症状の有無を観察します。
3:× 吐血に下血を伴うことはあります。
胃や十二指腸に出た血液の一部が腸を通って排出されると、黒色のタール便(下血)になります。
4:× 口腔ケアは行います。
口の中に血液が残っていると、においや不快感で吐き気が誘発され、再び嘔吐する原因になるためです。
含嗽などで口の中を清潔にします。
【ポイント】
吐血時は、出血量、血圧・脈拍、顔色、冷汗などを観察し、出血性ショックの徴候に注意します。
吐物の色や量は、医師への報告に欠かせない情報です。