正答3
解説
正解は3です。
口腔ケアを安全かつ効果的に行うための体位、手順、用具を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 頸部は後屈ではなく、やや前屈した姿勢で実施します。
頸部を後屈させると気道が開いて、水や唾液が気管に流れ込みやすくなり、誤嚥の危険が高まるためです。
2:× 最初にブラッシングをするのではありません。
まず口腔内の観察を行い、含嗽や保湿剤で口の中を湿らせて汚れをやわらかくしてから、ブラッシングを行います。
乾燥したまま磨くと、粘膜を傷つけるおそれがあるためです。
3:○ 舌苔がある場合は、舌ブラシを使用します。
舌苔は細菌や食べかすがたまったもので、口臭や誤嚥性肺炎の原因になります。
舌ブラシで奥から手前へ、力を入れずに一方向に動かして取り除きます。
4:× 義歯の洗浄に、研磨剤入りの歯磨き剤は使用しません。
義歯の表面が傷つき、そこに細菌が付着しやすくなるためです。
義歯用ブラシを使って流水で洗い、義歯洗浄剤を併用します。
【ポイント】
口腔ケアは、誤嚥性肺炎の予防に重要です。
意識障害のある患者では、側臥位または顔を横に向け、吸引の準備をして行います。