正答4
解説
正解は4です。
熱傷の深さの分類と、壊死組織を取り除くデブリドマンの適応を問う問題です。
熱傷は、傷害が皮膚のどの深さまで及ぶかでⅠ度・Ⅱ度・Ⅲ度に分けられます。
【選択肢別解説】
1:× Ⅰ度熱傷では、デブリドマンは行いません。
表皮だけの熱傷で、皮膚が赤くなり痛みますが、数日で跡を残さず治ります。
2:× Ⅱ度真皮浅層熱傷では、通常デブリドマンは行いません。
水疱ができ強い痛みを伴いますが、皮膚の再生力が残っており、1〜2週間ほどで治ります。
3:× Ⅱ度真皮深層熱傷は、選択肢の中でデブリドマンの代表的な適応ではありません。
治るまでに3〜4週間ほどかかり、瘢痕を残しやすい熱傷です。
ただし、深い部分の壊死組織を除いて植皮を行う場合もあります。
4:○ Ⅲ度熱傷では、デブリドマンを行います。
皮膚の全層が壊死しており、自然には治りません。
壊死組織が残ると感染の原因になるため、取り除いてから植皮を行います。
【ポイント】
Ⅲ度熱傷は神経まで壊れるため、痛みを感じにくいのが特徴です。
広範囲の熱傷では、早期の大量輸液で循環血液量を保つことが重要です。