正答4
解説
正解は4です。
狭心症の発作に用いる硝酸薬(ニトログリセリン)の使い方と指導内容を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 硝酸薬で起こるのは、血圧の上昇ではなく低下です。
血管が広がるため、血圧低下・頭痛・ふらつきが起こることがあります。
服用するときは座ってから使うよう説明します。
2:× ニトログリセリンの舌下錠は、かんだり飲み込んだりしないよう説明します。
舌の下で溶かすと口腔粘膜から速やかに吸収されます。
飲み込むと肝臓で大部分が分解され、効果が得られません。
3:× 胸痛があっても、1時間も様子を見てはいけません。
1錠で5分たっても治まらなければもう1錠使い、数回使っても治まらなければすぐに受診します。
長く続く胸痛は、心筋梗塞の可能性があるためです。
4:○ 硝酸薬の冠状動脈拡張作用について説明します。
冠状動脈を広げて心筋への血流を増やし、静脈も広げて心臓の負担を減らします。
作用を理解すると、発作時にためらわず正しく使えるようになります。
【ポイント】
ニトログリセリンは光や湿気で効果が落ちるため、遮光容器で保管し、常に携帯します。
勃起不全治療薬との併用は、急激な血圧低下を起こすため禁忌です。