正答1
解説
正解は1です。
悪性症候群は、抗精神病薬の投与や増量、抗パーキンソン病薬の急な中止などで起こる、まれですが命にかかわる副作用です。
【選択肢別解説】
1:○ 高熱は悪性症候群の代表的な症状です。
38℃以上の発熱に加え、筋強剛、意識障害、頻脈・発汗などの自律神経症状がみられ、血液中のクレアチンキナーゼ(CK)が上昇します。
2:× 静止不能(アカシジア)は、じっとしていられず足踏みや歩き回りを繰り返す症状で、錐体外路症状の一つです。
悪性症候群ではありません。
3:× 前屈姿勢は、薬剤性パーキンソニズム(錐体外路症状)でみられる症状です。
小刻み歩行や手のふるえなどを伴いますが、悪性症候群ではありません。
4:× 起立性低血圧は、抗精神病薬のα1受容体遮断作用によって起こる副作用です。
立ち上がったときのふらつきや転倒に注意が必要ですが、悪性症候群ではありません。
【ポイント】
悪性症候群が疑われたら、原因薬の中止、身体の冷却、補液などの速やかな対応が必要です。
治療薬として、筋弛緩作用をもつダントロレンが用いられます。