80歳の男性。
脳梗塞発症後2週が経過し、座位保持が可能になった段階。
構音障害がみられ、回復期リハビリテーション病棟に転棟した。
看護について、適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
脳梗塞の発症から2週で座位保持ができるようになり、構音障害が残っている高齢者の、回復期の看護を問う問題です。
回復期には多職種で情報を共有し、安全に日常生活動作を広げていくことが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 座位保持がやっと可能になった段階で、1人でトイレに行くよう指導するのは危険です。
立位や歩行が安定していないため転倒のおそれが大きく、看護師が付き添って移動を援助します。
2:○ 構音障害の訓練は言語聴覚士が担当します。
訓練状況を共有すると、病棟での会話の方法や食事の援助を統一できます。
構音障害のある患者は嚥下障害を合併していることもあり、その点でも連携が重要です。
3:× 構音障害は口唇や舌など発声にかかわる筋の麻痺で起こり、同じ筋を使う嚥下にも障害が及ぶことがあります。
食事形態の制限がないとはいえず、嚥下機能の評価に応じて調整する必要があります。
4:× めまいやしびれは、脳梗塞の再発や悪化の徴候である可能性があります。
心配ないと説明するのは誤りで、すぐに知らせるよう説明し、出現したら医師に報告します。
【ポイント】
構音障害と嚥下障害は、使う筋肉が共通するため合併しやすい障害です。
回復期には、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などが目標を共有して支援します。