正答1
解説
正解は1です。
多発性骨髄腫の検査所見・合併症・治療を問う問題です。
多発性骨髄腫は、抗体をつくる形質細胞ががん化して骨髄で増える、血液のがんです。
【選択肢別解説】
1:○ 血清中にMたんぱく(単クローン性免疫グロブリン)が検出されます。
がん化した形質細胞が、同じ種類の異常な免疫グロブリンを大量につくるためです。
2:× 多発性骨髄腫で合併するのは低カルシウム血症ではなく高カルシウム血症です。
骨が壊されて、骨のカルシウムが血液中に溶け出すためです。
3:× 骨折は少ないのではなく、起こりやすくなります。
骨髄腫細胞が骨を溶かすため、病的骨折や腰痛などの骨の痛みが多くみられます。
4:× 基本的な治療は手術療法ではなく化学療法です。
全身の骨髄に病変が広がるため、薬物療法や自家造血幹細胞移植などを行います。
【ポイント】
多発性骨髄腫の主な症状は、骨の痛み・病的骨折・高カルシウム血症・腎障害・貧血です。
尿中にはベンス・ジョーンズたんぱくが検出されることもあります。