正答1
解説
正解は1です。
代表的な皮膚の悪性腫瘍について、好発部位・治療・予後を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 基底細胞がんは、高齢者の顔面(特に鼻や眼の周囲などの正中部)に好発します。
黒色から黒褐色の結節として現れ、中央が潰瘍化することが多いのが特徴です。
局所では深く広がりますが、転移はまれです。
2:× 皮膚悪性リンパ腫は、病型によって経過が大きく異なります。
代表的な菌状息肉症は数年から数十年かけて進行し、進行期では予後不良です。
一律に予後良好とはいえません。
3:× 有棘細胞がんの治療の基本は外科的切除です。
腫瘍の周囲に余裕をもたせて切除し、必要に応じて放射線療法や化学療法を併用します。
4:× 悪性黒色腫(メラノーマ)は、皮膚がんのなかで最も転移しやすい腫瘍です。
リンパ行性・血行性に早期から転移するため、予後不良です。
【ポイント】
基底細胞がんは「顔面・黒色・潰瘍化・転移まれ」、悪性黒色腫は「転移しやすく予後不良」と対比して覚えましょう。
有棘細胞がんは日光露出部や熱傷瘢痕に生じやすいがんです。