正答4
解説
正解は4です。
痛みの評価の方法、痛みに伴う身体の反応、罨法の選択、がん性疼痛の治療を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 痛みのレベルは、JCS(ジャパン・コーマ・スケール)では把握できません。
JCSは意識レベルを評価する尺度です。
痛みの強さは、数値評価スケール(NRS)やフェイススケールなどで評価します。
2:× 痛みのある部分の筋肉は、弛緩ではなく緊張していることが多いです。
痛みがあると、防御反応として周囲の筋肉がこわばります。
3:× 急性の炎症を伴う局所の痛みには、温罨法ではなく冷罨法を行います。
温めると血管が拡張して、腫れや痛みが強くなるおそれがあります。
冷やすと血管が収縮し、炎症や痛みが和らぎます。
4:○ がん性疼痛は、モルヒネなどの麻薬性鎮痛薬の使用によりコントロールされます。
WHO方式がん疼痛治療法にもとづき、痛みの強さに応じて鎮痛薬を段階的に選びます。
強い痛みにはオピオイド(医療用麻薬)を用い、適切に使えば多くの痛みが緩和できます。
【ポイント】
オピオイドの代表的な副作用は、便秘、悪心・嘔吐、眠気です。
便秘はほぼ必発で続くため、下剤を予防的に併用します。