検体検査について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 喀痰を採取する前に、含嗽を促す。
b 抗凝固剤の入っている採血容器の場合は、ゆっくり転倒し血液と混和させる。
c 蓄尿は、開始時刻から終了時刻までの全量を容器に入れる。
d 便潜血反応検査の場合は、食事の制限はない。
正答1
解説
正解は1です。
喀痰、血液、尿、便の検体を正しく採取する方法を問う問題です。
正しい記述はaとbです。
【記述別解説】
a:○ 正しい記述です。
喀痰を採取する前に含嗽(うがい)をすると、口腔内の常在菌や食物残渣が混入しにくくなります。
検査結果の信頼性を高めるため、採取は起床直後の痰が適しています。
b:○ 正しい記述です。
抗凝固剤が入った採血容器は、ゆっくり転倒させて血液と混ぜ合わせます。
混和が不十分だと血液が固まり、激しく振ると溶血して正しい値が得られません。
c:× 蓄尿では、開始時刻の尿は容器に入れずに捨てます。
開始時刻に排尿して膀胱を空にし、その尿は捨ててから蓄尿を始めます。
終了時刻には排尿して、その尿まで容器に入れます。
d:× 便潜血反応検査では、検査の方法によって食事の制限が必要になります。
化学法では、肉や魚の血液成分、鉄剤などにも反応するため、それらの摂取を控えます。
【選択肢別解説】
1:○ aとbがともに正しいため、正解です。
2:× dが誤りのため、誤りです。
3:× cが誤りのため、誤りです。
4:× cとdがともに誤りのため、誤りです。
【ポイント】
現在多く行われている免疫法の便潜血検査は、ヒトのヘモグロビンにだけ反応するため食事制限が不要です。
蓄尿は「始めの尿は捨て、終わりの尿は入れる」と覚えましょう。