正答1
解説
正解は1です。
筋肉内注射に適した部位を選ぶ問題です。
筋肉内注射は、筋肉が厚く、太い血管や神経が少ない部位に行います。
適切な部位はaとbです。
【記述別解説】
a:○ 中殿筋は、筋肉内注射の代表的な部位です。
殿部の外上方にあり、筋肉が厚く、坐骨神経を避けて注射できます。
b:○ 三角筋は、筋肉内注射の代表的な部位です。
肩峰から3横指ほど下の三角筋の中央部が目安で、ワクチンなど少量の注射に用います。
c:× 大腿四頭筋は、成人の筋肉内注射の部位としては適切とされていません。
過去に小児への注射によって大腿四頭筋拘縮症が多発したことがあり、選ばれなくなりました。
d:× 上腕三頭筋は、筋肉内注射の部位ではありません。
上腕の後面には橈骨神経が走っており、損傷の危険があります。
上腕後面は、主に皮下注射の部位として用いられます。
【選択肢別解説】
1:○ aとbがともに適切な部位のため、正解です。
2:× dが適切でないため、誤りです。
3:× cが適切でないため、誤りです。
4:× cとdがともに適切でないため、誤りです。
【ポイント】
中殿筋への注射部位はクラークの点やホッホシュテッターの部位で確認します。
三角筋への注射では、腋窩神経や橈骨神経を傷つけないよう、低すぎる位置を避けます。