ハンギングキャスト療法を受ける患者の看護について、正しい組合せを一つ選べ。
a 後頸部の皮膚障害の有無を確認する。
b 就寝時も座位か半座位を保つ体位とする。
c 首からつるすひもの長さは、患者自身で調節するよう説明する。
d 患者のADLを全面的に援助する。
正答1
解説
正解は1です。
上腕骨骨折に対するハンギングキャスト療法の原理と看護を問う問題です。
【記述別解説】
a:○ ハンギングキャストは、首からつるしたひもでギプスを支えます。
ひもが当たる後頸部に皮膚障害が起こりやすいため、観察します。
b:○ ハンギングキャストはギプスの重みで骨折部を牽引する治療です。
臥位では牽引が効かなくなるため、就寝時も座位か半座位を保ちます。
c:× ひもの長さは肘の角度や牽引の効果に関わるため、医師などの医療者が調節します。
患者自身に調節させてはいけません。
d:× 健側の手は使えるので、できる日常生活動作は患者自身が行えるよう援助します。
全面的に援助すると自立を妨げます。
【選択肢別解説】
1:○ aとbはどちらも正しい記述です。
2:× dが誤りです。
3:× cが誤りです。
4:× cとdが誤りです。
【ポイント】
ハンギングキャスト療法は、上腕骨骨幹部骨折の保存療法として行われます。
ギプスの重みによる牽引が治療の原理なので、上体を起こした姿勢を保つことが大切です。