正答3
解説
正解は3です。
開頭術の前後では、頭蓋内圧の上昇を防ぐことと、術後合併症の早期発見が看護の中心です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な記述です。
浣腸による腹圧の上昇やいきみは、頭蓋内圧を上昇させるおそれがあります。
そのため開頭術の前処置では、原則として浣腸を行いません。
2:× 適切な記述です。
下垂体やその近くの手術では、抗利尿ホルモンの分泌が障害され尿崩症がおこりやすくなります。
尿量と飲水量・輸液量を細かく測り、厳重に水分出納を管理します。
3:○ 誤った記述です。
身体抑制は患者の尊厳を損ない、不穏や二次的な合併症を招くことがあります。
ドレーンの自己抜去などの危険が高い場合に限り、必要最小限の範囲と時間で行います。
「常に抑制を行う」は誤りです。
4:× 適切な記述です。
ドレーンを開放したまま頭の高さが変わると、髄液が急に流れ出す過剰排液がおこります。
体位変換の際は鉗子でドレーンを止めてから行い、終了後に開放します。
【ポイント】
開頭術後は、意識レベル、瞳孔所見、頭蓋内圧亢進症状、ドレーンの排液量と性状を観察します。
身体抑制は「切迫性・非代替性・一時性」の3つを満たす場合に限られます。