正答1
解説
正解は1です。
急性糸球体腎炎は、扁桃炎などの感染のあとに、免疫の反応で糸球体に炎症がおこる病気です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
小児に多く、A群β溶血性レンサ球菌の感染から1~2週間ほどの潜伏期を経て発症します。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った記述です。
腎臓に菌が直接感染するのではありません。
菌の抗原と抗体が結合した免疫複合体が糸球体に沈着し、炎症をおこします。
2:× 正しい記述です。
糸球体の濾過量が低下して水とナトリウムがたまり、浮腫と高血圧がおこります。
糸球体の障害により、血尿やタンパク尿も出現します。
3:× 正しい記述です。
安静臥床と保温は腎血流量を保ち、腎臓の負担を減らします。
急性期には安静に加えて、塩分や水分の制限も行います。
4:× 正しい記述です。
回復期でも、過労や感冒(かぜ)は腎炎の悪化や再燃のきっかけになります。
退院後もしばらくは無理をせず、感染予防に努めるよう説明します。
【ポイント】
急性糸球体腎炎は「先行感染・潜伏期・浮腫と血尿と高血圧」の組合せで覚えます。
直接感染ではなく、免疫複合体が原因である点がよく問われます。