正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
代表的な向精神薬の作用と注意点を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
炭酸リチウムは躁状態の治療に用いる気分安定薬です。
有効な血中濃度と中毒を起こす濃度が近いため、中毒症状が現れやすく、定期的な血中濃度の測定が必要です。
中毒では手指のふるえ、吐き気、下痢、意識障害などがみられます。
2:× 正しい記述です。
抗てんかん薬は、部分発作か全般発作かなど、発作の型に応じて選択されます。
発作型に合わない薬は効果がないだけでなく、発作を悪化させることもあります。
3:○ 誤った記述です。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は、セロトニンの取り込みを促進するのではなく、阻害する薬です。
神経終末へのセロトニンの再取り込みを阻害して、シナプス間隙のセロトニン濃度を高め、抗うつ効果を示します。
4:× 正しい記述です。
ベンゾジアゼピン系などの抗不安薬は、長期間使用すると身体的依存を生じることがあります。
急に中止すると不安・不眠・けいれんなどの離脱症状が起こるため、減量は少しずつ行います。
【ポイント】
SSRIは「再取り込み阻害」、名前の最後の「I」は阻害(Inhibitor)の意味です。
炭酸リチウムは「治療域と中毒域が近いので血中濃度を測定する」薬として頻出です。