正答1
解説
正解は1です。
精神科病院における身体的拘束と隔離のルールを、精神保健福祉法に基づく基準から問う問題です。
身体的拘束と隔離は、患者の人権を大きく制限するため、ほかに代わる方法がない場合に限り、最小限で行います。
【選択肢別解説】
1:○ 身体的拘束は、精神保健指定医が診察し、必要と認めた場合でなければ行うことができません。
開始後も頻回に診察し、早期の解除に努めます。
2:× 身体的拘束に細いロープは使いません。
細いロープは皮膚や神経、血管を傷つけるおそれがあるため、正しくは身体的拘束を目的として作られた専用の拘束具(拘束帯)を使用します。
3:× 患者が興奮状態であっても、理由を説明せずに拘束してはいけません。
拘束を行う際は、その理由を患者に知らせるよう努めます。
また、指定医は拘束の理由や開始・解除の日時を診療録に記載します。
4:× 隔離は、緊急避難を要する場合であっても、同じ部屋に複数の患者を入れることはできません。
隔離は1人ずつ個室で行うことが原則です。
【ポイント】
身体的拘束は精神保健指定医の判断が必須で、12時間を超える隔離も指定医の判断が必要です。
拘束中は、皮膚の損傷、循環障害、深部静脈血栓症、誤嚥などに注意して頻回に観察します。