A さん(32 歳、初産婦、会社員)は妊娠 32 週 0 日である。
夫(33歳、会社員)と 2 人暮らし。
本日は妊婦健康診査のため来院した。
身長 160 cm、非妊時体重 57.0 kg。
これまでの妊娠経過は問題ない。
「最近、腰痛が気になります」と話す。
腹部は柔らかく、子宮収縮の自覚はない。
助産師は Leopold〈レオポルド〉触診法で胎児が第 1 頭位であることを確認後、安藤による子宮底長の測定法で子宮底長を測定することにした。
A さんは 15 分前に尿検査を済ませている。
A さんの食事は 1 日 2 食で、惣菜や外食で済ませている。
オンラインゲームが趣味で、徹夜することもある。
A さんに行う保健指導として正しいのはどれか。
2 つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
Aさんは1日2食で惣菜や外食が中心、オンラインゲームで徹夜することもあるという生活です。
すでに腰痛を訴えており、妊娠後期のマイナートラブルへの対処と、生活リズムの改善が必要です。
【選択肢別解説】
1:× 安静を保つ必要はありません。
切迫早産などの異常はなく、適度な運動はむしろ腰痛の予防や体重管理に役立ちます。
2:× 家族計画は産後に行う指導内容で、妊娠32週の現時点で優先すべき指導ではありません。
3:× 水分を制限する必要はありません。
妊娠中は脱水や便秘を防ぐため、十分な水分摂取が必要です。
4:○ Aさんは腰痛を訴えており、妊娠後期には腰痛・便秘・こむら返りなどのマイナートラブルが増えます。
姿勢の工夫や体操など、具体的な対処法を指導します。
5:○ 1日2食や徹夜は、栄養の偏りや睡眠不足につながり、母体の健康と胎児の発育に影響します。
3食を規則的にとり、夜はしっかり眠る生活リズムに整えるよう指導します。
【ポイント】
妊娠後期の保健指導では、マイナートラブルへの対処、生活リズム、分娩の準備を、本人の生活に合わせて具体的に伝えます。