正答3
解説
正解は3です。
新生児の呼吸障害の徴候には、多呼吸、陥没呼吸、呻吟、鼻翼呼吸、無呼吸発作などがあります。
それぞれの徴候がどのような機序で生じるかを結びつける問題です。
【選択肢別解説】
1:× 呻吟は呼吸中枢の未熟性によるものではありません。
肺胞の虚脱を防ぐため、声門を狭めて呼気を出し、呼気終末の圧を保とうとして生じます。
2:× 多呼吸は気道抵抗が高いことによるものではありません。
肺のコンプライアンス低下などで1回換気量が減り、呼吸数を増やして換気量を補うために生じます。
3:○ 陥没呼吸は胸郭の脆弱性によって生じます。
新生児の胸郭は柔らかいため、肺が硬いときに強い陰圧がかかると、肋間や胸骨下が吸気時に陥没します。
4:× 無呼吸発作は、ガス交換面積が小さいことによるものではありません。
主に呼吸中枢の未熟性によって生じ、早産児に多くみられます。
【ポイント】
呻吟は「肺胞虚脱を防ぐ自己PEEP」、無呼吸発作は「呼吸中枢の未熟性」と対で覚えます。
呼吸障害の重症度はシルバーマンスコアで評価します。