A さん(26 歳、初妊婦)はこれまで妊娠歴はなく、既往歴、家族歴に特記すべきことはない。
非妊時の体重 42 kg、身長 165 cm である。
妊娠 8 週に少量の性器出血がみられた。
その後、性器出血はない。
妊娠 20 週 1 日に妊婦健康診査のために産科外来を受診した。
妊婦健康診査の結果は次のとおりである。
体重 44 kg。
血圧 118/68 mmHg。
尿蛋白(−)、尿糖(−)。
児頭大横径〈BPD〉は 46.0 mm。
A さんは「少しずつ赤ちゃんの動きを感じるようになってきました。赤ちゃんはこれから新たにどんなことができるようになりますか」と助産師に質問した。
このときの助産師の説明で正しいのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
Aさんは妊娠20週で胎動を感じ始め、赤ちゃんがこれから新たにできるようになることを質問しています。
妊娠20週の時点ですでにできていることと、これからできるようになることを区別して答えます。
【選択肢別解説】
1:× あくびは妊娠初期(12週ごろ)から超音波で観察されます。
妊娠20週の時点ですでにできることです。
2:○ 胎児の聴覚は妊娠中期から後半にかけて発達し、妊娠24週ごろから外の音に反応して心拍数が変わったり体を動かしたりするようになります。
これから新たにできるようになることです。
3:× 羊水を飲み込む動き(嚥下)は妊娠初期から始まっています。
4:× 呼吸のような胸の運動(呼吸様運動)も妊娠初期から始まっており、妊娠20週ではすでにみられます。
【ポイント】
胎児の聴覚が発達することを伝えると、話しかけや音楽を通じた胎児との交流のきっかけになります。
初産婦が胎動を感じ始めるのは妊娠18〜20週ごろです。