正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
努責(いきみ)は、児頭が骨盤底を圧迫することで反射的に起こる腹圧です。
子宮口の開大や児頭の下降の状態に合わせて、努責を促したり抑えたりします。
【選択肢別解説】
1:× 努責は破水の有無にかかわらず、児頭が骨盤底や直腸を圧迫すると起こります。
破水前に努責がかかることも少なくありません。
2:× 児頭の最大周囲が娩出するときは、努責を続けるのではなく中止し、短促呼吸に切り替えます。
急に児頭が娩出されると、会陰裂傷が起こりやすくなるためです。
3:○ 子宮口が全開大する前に努責をかけると、子宮頸管が浮腫を起こしたり裂けたりするおそれがあります。
深呼吸や呼吸法で努責を逃すよう促します。
4:× 努責は子宮の平滑筋ではなく、腹筋や横隔膜などの骨格筋の収縮によって起こります。
子宮の平滑筋の収縮は陣痛そのものです。
5:○ 胎児娩出の直前に、陣痛とともに反射的に腹圧がかかり、抑えられない状態を共圧陣痛と呼びます。
【ポイント】
「全開大前は努責を逃す、全開大後は努責を促す、児頭娩出時は努責を止めて短促呼吸」という流れで覚えます。