正答
解説
本問は採点除外(正解を得ることが困難なため採点除外)です。
厚生労働省は、理由を「選択肢において正解を得ることが困難なため」と公表しています。
どの肢が問題とされたかは示されていません。
内容からみると、肢2はおおむね正しいといえます。
一方、肢4のビタミンK投与は、一部の抗てんかん薬を服用している場合に限って検討されるものです。
全員に当てはまるとはいえず、正しい肢が2つにそろわないことが除外の理由と考えられます。
【選択肢別解説】
1:× 妊娠によって発作の頻度が減るとはいえません。
多くは変化しませんが、睡眠不足や服薬の自己中断、薬の血中濃度の低下で増えることもあります。
2:○ 妊娠中は循環血液量の増加や代謝の変化で薬の血中濃度が下がりやすいため、血中濃度を測定して投与量を調整します。
3:× 葉酸は妊娠中期からではなく、妊娠前から補充します。
抗てんかん薬には神経管閉鎖障害のリスクを高めるものがあり、神経管は妊娠初期にできるためです。
4:△ 肝臓の酵素を誘導する抗てんかん薬は、新生児のビタミンK欠乏による出血の原因になるとされ、妊娠末期に母体へビタミンKを投与することがあります。
ただし対象は一部の薬剤の服用者に限られ、効果についての見解も分かれています。
5:× てんかんがあるだけで帝王切開術になるわけではありません。
分娩様式は産科的な適応で決まり、経腟分娩が基本です。
【ポイント】
てんかん合併妊娠では、妊娠前からの計画(薬剤の調整と葉酸の補充)と、自己判断で服薬をやめないことが大切です。
抗てんかん薬を服用していても、多くの場合は母乳育児ができます。