正答3
解説
正解は3です。
羊水は胎児を保護するだけでなく、胎児の臓器の発達にも関わっています。
とくに肺は、胎児が呼吸様運動で羊水を出し入れすることで広げられ、発育していきます。
【選択肢別解説】
1:× 脳の形成は、羊水量の影響を直接受けません。
2:× 食道の形成も、羊水量が少ないことで阻害されるものではありません。
食道閉鎖では、逆に羊水を飲み込めないため羊水過多になります。
3:○ 羊水過少が続くと、肺が羊水で広げられず、肺低形成が起こります。
出生後の重い呼吸障害の原因になります。
4:× 腎臓は羊水量に影響される側ではなく、羊水をつくる側です。
腎臓の欠損や尿路の閉塞があると、尿が出ないため羊水過少になります。
5:× 膀胱も羊水の産生に関わる臓器で、羊水量が少ないために形成が阻害されるわけではありません。
【ポイント】
妊娠中期以降、羊水の主な成分は胎児の尿です。
腎臓の無形成などで羊水過少になると、肺低形成・特徴的顔貌・四肢の変形を伴うPotter(ポッター)シークエンスを生じます。