正答1
解説
正解は1です。
出生時の特徴として小頭症を示す症候群を問う問題です。
妊娠中の母体の飲酒によって起こる胎児アルコール症候群では、小頭症が代表的な所見です。
【選択肢別解説】
1:○ 胎児アルコール症候群〈FAS〉では、子宮内発育不全・小頭症・特徴的顔貌・中枢神経障害がみられます。
アルコールが胎児の脳の発達を直接障害するため、頭囲が小さくなります。
2:× Down症候群(21トリソミー)の頭部の特徴は小頭症ではなく、後頭部が扁平な短頭です。
ほかに筋緊張低下、つり上がった眼瞼裂、心奇形などがみられます。
3:× Turner症候群(45,X)の新生児期の特徴は、手足のリンパ浮腫や翼状頸です。
小頭症は代表的な所見ではありません。
4:× Marfan症候群は結合組織の異常による疾患です。
高身長、くも状指、水晶体偏位、大動脈拡張が特徴で、小頭症はみられません。
【ポイント】
妊娠中の飲酒には安全な量がないため、妊娠を考えた時点から禁酒を勧めます。
FASの3徴は発育障害・特徴的顔貌(短い眼瞼裂、薄い上口唇、平坦な人中)・中枢神経障害です。