正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
胎児を包む卵膜のうち、最も内側にある羊膜の特徴を問う問題です。
卵膜は内側から羊膜、絨毛膜、脱落膜の3層からなります。
【選択肢別解説】
1:○ 羊膜には血管がありません。
薄く半透明な膜で、栄養は羊水や周囲の組織からの拡散で受けています。
2:○ 羊膜の上皮細胞は羊水を分泌します。
妊娠初期の羊水は主に羊膜から分泌され、妊娠中期以降は胎児尿が羊水の主な供給源になります。
3:× 羊膜腔は受精後8日ころ(胎生2週)に形成されます。
胎生42日目では遅すぎます。
4:× エストロゲンを分泌するのは胎盤の合胞体栄養膜細胞です。
羊膜はエストロゲンを分泌しません。
5:× 羊膜は胎児側(胚盤葉上層)に由来する膜です。
子宮内膜から分化するのは脱落膜です。
【ポイント】
卵膜のうち、羊膜と絨毛膜は胎児由来、脱落膜は母体(子宮内膜)由来です。
羊水は、胎児の保護、肺の発育、体温の保持、分娩時の子宮口開大の助けなどの役割を果たします。