正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
閉経以降の女性に起こる骨代謝と脂質代謝の変化を問う問題です。
エストロゲンの低下が、骨と脂質の両方に大きな影響を与えます。
【選択肢別解説】
1:× エストロゲンには破骨細胞の働きを抑える作用があります。
閉経でエストロゲンが減ると骨吸収は亢進し、低下するのではありません。
2:× 閉経後は骨吸収とともに骨形成も亢進し、骨代謝が活発になる高回転型の状態になります。
ただし骨吸収が骨形成を上回るため、骨量は減少します。
3:○ エストロゲンの低下によって脂質代謝が変化し、中性脂肪は上昇します。
内臓脂肪の増加も中性脂肪の上昇に関わります。
4:× エストロゲンにはHDLコレステロールを増やす作用があります。
閉経後はHDLコレステロールが上昇せず、むしろ低下する傾向にあります。
5:○ エストロゲンには肝臓のLDL受容体を増やし、LDLコレステロールを下げる作用があります。
閉経後はこの作用が失われ、LDLコレステロールが上昇します。
【ポイント】
閉経後は、骨粗鬆症、脂質異常症、動脈硬化性疾患のリスクが高まります。
カルシウムやビタミンDの摂取、運動、定期的な骨密度・脂質の検査を勧めます。