正答5
解説
正解は5です。
重症の新生児黄疸で起こる急性ビリルビン脳症の、第1期の症状を問う問題です。
急性ビリルビン脳症は、プラーグの分類で第1期から第4期に分けられます。
【選択肢別解説】
1:× 眼振は、急性ビリルビン脳症の初期に特徴的な症状ではありません。
ビリルビン脳症で問題となる眼の症状は、後遺症期の上方注視麻痺などです。
2:× 眼瞼下垂は、急性ビリルビン脳症の症状ではありません。
動眼神経麻痺や重症筋無力症などでみられます。
3:× 後弓反張(反り返り)は、筋緊張が亢進する第2期の症状です。
発熱やけいれんもこの時期にみられます。
4:× 胆汁性嘔吐は、腸回転異常症などの腸閉塞を疑う症状です。
ビリルビン脳症の症状ではありません。
5:○ 第1期(発症後1〜2日)には、筋緊張の低下、嗜眠、哺乳力の低下、モロー反射の減弱がみられます。
この段階で治療(光線療法・交換輸血)を行えば、後遺症を防げる可能性があります。
【ポイント】
第1期は筋緊張低下と嗜眠、第2期は筋緊張亢進と後弓反張、第3期は筋緊張亢進が目立たなくなる時期、第4期はアテトーゼ型脳性麻痺などの後遺症期です。
黄疸の強い児では、元気がない・哺乳が弱いといった初期症状を見逃さないことが大切です。