正答5
解説
正解は5です。
新生児真性メレナの原因を問う問題です。
新生児メレナには、児自身の消化管出血による真性メレナと、母体血を飲み込んだことによる仮性メレナがあります。
【選択肢別解説】
1:× 壊死性腸炎は、主に早産児に起こる腸管の壊死性病変です。
血便を伴うことはありますが、真性メレナの原因ではありません。
2:× 分娩時や授乳時に母体血を飲み込んで起こる下血や吐血は、仮性メレナです。
アプト試験で胎児血か母体血かを区別します。
3:× 急性胃粘膜病変も新生児の吐血の原因になります。
しかし新生児真性メレナの原因として定義されるものではありません。
4:× ミルクアレルギーは、新生児・乳児消化管アレルギーとして血便の原因になることがあります。
しかし真性メレナの原因ではありません。
5:○ 新生児はビタミンKの胎盤移行が少なく、母乳中の含有量も少ないため、ビタミンKが不足しやすいです。
ビタミンK依存性凝固因子が不足し、生後2〜4日ころに消化管出血を起こすのが真性メレナです。
【ポイント】
予防のため、ビタミンK2シロップを出生後と産科退院時に内服させ、その後も生後3か月まで週1回内服させる方法(3か月法)が推奨されています。
乳児期には頭蓋内出血を起こす晩発型のビタミンK欠乏性出血症にも注意します。