正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
HBs抗原陽性・HBe抗原陽性の妊婦から生まれる児への、B型肝炎ウイルスの母子感染予防策を問う問題です。
HBe抗原陽性の母体はウイルス量が多く、予防しなければ児の多くがキャリアになります。
【選択肢別解説】
1:× B型肝炎の母子感染予防に、予定帝王切開は推奨されていません。
出生後の免疫グロブリンとワクチンの投与で、経腟分娩でも十分に予防できます。
2:× 出産直前の母体へのγ-グロブリン投与は、母子感染予防策ではありません。
予防は児への投与で行います。
3:○ 出生直後(12時間以内が目安)の児にB型肝炎ワクチンを接種します。
児自身に能動免疫をつけさせ、その後生後1か月と6か月に追加接種します。
4:× 生後2か月に抗HBsヒト免疫グロブリンを投与するのは、かつての方式です。
現在は出生直後に投与し、その後はワクチンの追加接種で予防します。
5:○ 抗HBsヒト免疫グロブリンを出生後12時間以内に投与します。
分娩時に児の体内に入ったウイルスを中和する受動免疫として働きます。
【ポイント】
現在の方式は、出生直後に免疫グロブリンとワクチン、生後1か月と6か月にワクチンです。
生後9〜12か月ころにHBs抗原とHBs抗体を検査し、予防の効果を確認します。