正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
分娩進行中の子宮体部、子宮峡部(子宮下部)、子宮頸部の変化を問う問題です。
子宮体部は収縮して胎児を押し出し、子宮峡部と頸部は受動的に引き伸ばされて産道になります。
【選択肢別解説】
1:○ 子宮峡部は分娩時に引き伸ばされて薄くなり、子宮下部を形成します。
産道の一部として、胎児が通る筒状の部分になります。
2:× 子宮頸部は上方の内子宮口側から展退・開大します。
特に初産婦では、内子宮口が先に開いてから外子宮口が開きます。
3:× 分娩時に収縮するのは子宮体部で、伸展するのは子宮峡部です。
選択肢は収縮する部位と伸展する部位が逆になっています。
4:○ 子宮体部(洞筋部)の筋層は収縮のたびに短く厚くなり、胎児を下方へ押し出します。
これが胎児娩出の原動力になります。
5:× 生理的収縮輪は、収縮して厚くなった子宮体部と、引き伸ばされた子宮下部との境界にできます。
これは解剖学的内子宮口の位置に当たり、組織学的内子宮口ではありません。
【ポイント】
子宮峡部は、上が解剖学的内子宮口、下が組織学的内子宮口に挟まれた部分です。
収縮輪が臍の高さ近くまで上昇したものを病的収縮輪(バンドル収縮輪)といい、子宮破裂の切迫徴候です。