A さん(初妊婦)は、自宅で妊娠反応が陽性となり、産婦人科クリニックを受診した。
A さんは「最終月経から約 10 週経過していると思うが、記憶が曖昧」と話す。
胎児超音波検査の写真(別冊No. 3)を別に示す。
妊娠週数を確定するために計測する部位はどれか。
正答3
解説
正解は3です。
最終月経が曖昧な初妊婦で、妊娠10週前後と考えられる胎児の超音波写真から、妊娠週数の確定に用いる計測部位を選ぶ問題です。
妊娠8〜11週ころは、頭殿長(CRL)で妊娠週数を確定します。
【選択肢別解説】
1:× 図①は児頭部を横切る短い径を計測しています。
児頭大横径(BPD)で週数を推定するのはCRLが大きくなりすぎる妊娠12週以降で、この時期の確定には用いません。
2:× 図②は胎児の体幹部の厚みに当たる短い径を計測しています。
この部位は妊娠週数の確定には用いません。
3:○ 図③は胎児の頭の先端から殿部の端までの最大長を計測しており、これが頭殿長(CRL)です。
この時期のCRLは個人差が小さく、週数を数日の誤差で確定できます。
4:× 図④は胎児ではなく、胎嚢(黒く抜けた部分)の長径を計測しています。
胎嚢径は形がいびつで誤差が大きく、週数の確定には用いません。
【ポイント】
CRLが14〜41mm(妊娠8週〜11週ころ)のときに分娩予定日を確定し、最終月経から求めた予定日とずれる場合は修正します。
妊娠12週以降はBPDを用います。