正答2
解説
正解は2です。
サイトメガロウイルス(CMV)の母子感染の疫学と診断を問う問題です。
先天性CMV感染症は、難聴や発達障害の原因となる重要な先天感染です。
【選択肢別解説】
1:× 先天性CMV感染の頻度は出生のおよそ0.3%(約300人に1人)です。
0.01%は少なすぎ、実際には最も頻度の高い先天感染の一つです。
2:○ 生後3週間以内の新生児の尿でCMVの核酸(DNA)を検出して診断します。
生後3週間を過ぎると出生後の感染と区別できないため、早期の検査が大切です。
3:× 日本の妊婦のCMV抗体保有率は、かつての約9割から低下傾向にあります。
抗体を持たない妊婦が増え、妊娠中の初感染のリスクが高まっています。
4:× 既感染の妊婦でも、ウイルスの再活性化や別の株の再感染によって胎児感染が起こります。
頻度は初感染より低いものの、発生しないわけではありません。
【ポイント】
先天性CMV感染症の症状には、小頭症、脳室周囲石灰化、肝脾腫、感音難聴などがあります。
乳幼児の唾液や尿から感染するため、上の子の世話の後の手洗いが予防の基本です。