正答2
解説
正解は2です。
妊娠初期の子宮・腟・卵巣の変化(妊娠徴候)を問う問題です。
ホルモンの作用と血流の増加によって、生殖器には特徴的な変化が現れます。
【選択肢別解説】
1:× 妊娠初期の子宮腟部や腟壁は、うっ血によって紫藍色(青紫色)になります。
これをチャドウィック徴候といい、茶褐色ではありません。
2:○ 妊娠初期には、受精卵が着床した側の子宮体部が先に軟らかく膨らみます。
そのため子宮は左右非対称に増大し、これをピスカチェック徴候といいます。
3:× 妊娠初期の卵巣には妊娠黄体があり、むしろ腫大しています。
妊娠黄体はプロゲステロンを分泌して妊娠を維持し、胎盤が機能を引き継ぐ妊娠10週ころ以降に退縮します。
4:× 子宮への血流の大部分が胎盤側(絨毛間腔)に向かうのは、胎盤が完成した妊娠中期以降です。
妊娠初期に子宮内膜へ全血流量の90%が分布するという変化はありません。
【ポイント】
妊娠初期の徴候として、ヘガール徴候(子宮峡部の軟化)、ピスカチェック徴候、チャドウィック徴候を対で覚えます。
妊娠黄体と胎盤の役割交代(ルテアル・プラセンタル・シフト)は妊娠7〜10週ころです。