正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
リトドリン塩酸塩は、子宮平滑筋のβ2受容体を刺激して子宮収縮を抑える切迫早産の治療薬です。
β受容体の刺激作用によって、心臓や代謝に副作用が現れます。
【選択肢別解説】
1:× 嗜眠はリトドリンの副作用ではありません。
中枢神経の抑制による嗜眠は、硫酸マグネシウムで注意する副作用です。
2:○ 高血糖は注意すべき副作用です。
β2刺激によって肝臓のグリコーゲン分解が進み、血糖値が上昇します。
3:○ 肺水腫は注意すべき副作用です。
頻脈で心臓の負担が増え、水分の貯留も起こるため、特に輸液量が多いときや多胎妊娠で起こりやすくなります。
4:× 呼吸抑制はリトドリンの副作用ではありません。
硫酸マグネシウムの血中濃度が高くなった場合に起こる副作用です。
5:× 腱反射低下はリトドリンの副作用ではありません。
硫酸マグネシウムの中毒の初期症状で、膝蓋腱反射の消失を目安に観察します。
【ポイント】
リトドリンの副作用は、動悸・頻脈、手指の振戦、高血糖、低カリウム血症、肺水腫、横紋筋融解症、無顆粒球症などです。
嗜眠、呼吸抑制、腱反射低下は硫酸マグネシウムの副作用として区別して覚えます。