正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
母体が高血糖になると、ブドウ糖は胎盤を通って胎児に移行し、胎児も高血糖になります。
胎児の膵臓はインスリンを多く分泌し、そのインスリンが発育を促進します。
【選択肢別解説】
1:× 胎児構造異常は、器官形成期である妊娠初期の高血糖で起こります。
妊娠中期に発症した妊娠糖尿病では、器官形成はすでに終わっています。
2:× 前置胎盤は、胎盤の付着部位の異常であり、血糖管理とは関係しません。
3:○ 羊水過多は生じやすい合併症です。
胎児が高血糖になると浸透圧利尿によって尿量が増え、羊水が増加します。
4:× 過期産は、妊娠糖尿病で生じやすい合併症ではありません。
むしろ巨大児や胎児の状態悪化を防ぐため、分娩の時期を早めに検討することがあります。
5:○ 巨大児は生じやすい合併症です。
胎児の高インスリン血症が脂肪や蛋白の合成を促し、胎児が過剰に発育します。
【ポイント】
糖尿病母体の児は、出生後に母体からの糖の供給が途絶えるため、新生児低血糖を起こしやすいです。
巨大児は肩甲難産や分娩時損傷のリスクを高めます。