正答2
解説
正解は2です。
未熟児網膜症は、未熟な網膜血管が出生後に異常に増殖する疾患です。
在胎週数が短く出生体重が小さいほど発症しやすく、酸素濃度の変動が発症に深く関わります。
【選択肢別解説】
1:× 多血はリスク因子ではありません。
むしろ貧血や輸血がリスク因子として挙げられます。
2:○ 低酸素症はリスク因子です。
高酸素や低酸素など酸素濃度が大きく変動すると、網膜で血管内皮増殖因子(VEGF)が過剰に産生され、異常な血管増殖を引き起こします。
3:× 低カルシウム血症は、未熟児網膜症のリスク因子ではありません。
4:× ステロイド薬の投与は、確立したリスク因子ではありません。
出生前の母体へのステロイド投与は、児の肺成熟を促して呼吸障害を軽くし、重症の網膜症を減らすとされています。
【ポイント】
未熟児網膜症の予防には、SpO2を目標範囲に保ち、酸素濃度の急な変動を避けることが重要です。
在胎週数の短い児には定期的な眼底検査を行い、重症例にはレーザー光凝固や抗VEGF薬の硝子体注射を行います。