A さん(47 歳、女性)は市町村の子宮がん検診の結果から精密検査を勧められ、産婦人科外来を受診した。
持参した子宮頸部細胞診の結果は LSIL (軽度扁平上皮内病変)であった。
A さんに必要な検査はどれか。
正答3
解説
正解は3です。
子宮頸部細胞診はベセスダシステムで判定されます。
LSIL(軽度扁平上皮内病変)は、HPV感染やCIN1(軽度異形成)が推定される結果で、精密検査が必要です。
【選択肢別解説】
1:× 膀胱鏡は膀胱の内部を観察する検査です。
子宮頸部の病変の精密検査には用いません。
2:× 骨盤MRI検査は、浸潤癌の広がりなどを評価するときに用います。
LSILの段階で最初に行う精密検査ではありません。
3:○ コルポスコピーが必要です。
腟拡大鏡で子宮頸部を拡大して観察し、異常な部位から組織を採取(狙い組織診)して病変の程度を確定します。
4:× 子宮内膜細胞診は子宮体癌の検査です。
子宮頸部の扁平上皮の病変を調べる目的には用いません。
【ポイント】
ASC-USではHPV検査を行い、陽性ならコルポスコピーへ進みます。
LSIL、HSIL、ASC-Hなどでは、HPV検査を待たずにコルポスコピーと組織診を行います。