正答2
解説
正解は2です。
胎盤の断面図で、臍帯の血管から枝分かれした絨毛が、母体血で満たされた空間の中に浮かんでいる構造が描かれています。
絨毛間腔は、子宮の螺旋動脈から流れ込んだ母体血がたまり、絨毛の表面で胎児とガス交換を行う空間です。
【選択肢別解説】
1:× Aは臍帯の血管が枝分かれして房状になった絨毛を示しています。
絨毛の内部には胎児の血管が通り、絨毛間腔に浮かんでいます。
2:○ Bは絨毛の周囲を満たしている網かけの空間で、絨毛間腔を示しています。
螺旋動脈から噴き出した母体血がこの空間を満たし、絨毛を介して酸素や栄養が胎児へ移ります。
3:× Cは子宮壁の中を走る母体側の血管を示しています。
絨毛間腔の血液を集めて母体へ戻す経路にあたります。
4:× Dは胎盤と子宮壁の間にある層で、基底脱落膜を示しています。
子宮内膜が妊娠によって変化した組織で、絨毛間腔ではありません。
【ポイント】
胎児の血液と母体の血液は混ざらず、絨毛の膜(胎盤関門)を隔てて物質交換が行われます。
図でらせん状に描かれた黒い血管が螺旋動脈で、絨毛間腔へ母体の動脈血を送り込みます。