A さん(36 歳、初妊婦、専業主婦)は夫(35 歳、会社員)と 2 人暮らしである。
A さんは双胎妊娠で、妊娠高血圧症候群を合併していたため、妊娠 34 週から管理入院していた。
面会に来た夫から助産師に対して「出産育児一時金について教えてほしい」と相談があった。
A さんの分娩を担当した助産師は助産録を記載した。
助産録について正しいのはどれか。
第 1 子、第 2 子それぞれに作成する。 新生児の所見の記載義務は医師が負う。 帝王切開分娩の記載は医師の診療録を代用する。 緊急手術に関するインフォームド・コンセントの内容は記載事項に含まれる。 購入状況を確認しています… 正答 4
解説 正解は4です。
助産録は、保健師助産師看護師法第42条により、分娩の介助をした助産師に記載と5年間の保存が義務づけられています。
記載事項は同法施行規則で定められています。
【選択肢別解説】
1:× 助産録は第1子と第2子それぞれではなく、分娩をした妊産婦について作成します。
記載事項に「児の数」が含まれており、双胎も1つの助産録に記載します。
2:× 新生児の所見の記載義務は医師ではなく、助産録を書く助産師にあります。
「児及び胎児附属物の所見」は助産録の記載事項です。
3:× 帝王切開分娩でも、医師の診療録で助産録を代用することはできません。
分娩を介助した助産師は、助産録の記載義務を負います。
4:○ 緊急手術に関するインフォームド・コンセントの内容は記載事項に含まれます。
助産録には「分娩の異常の有無、経過及び処置」を記載するため、緊急手術に至った経過と説明・同意の内容も記録します。
【ポイント】
助産録の記載事項には、妊産婦の住所・氏名・年齢・職業、分娩の場所と日時、分娩の経過と処置、児の数・性別・生死別、産褥の経過と保健指導などがあります。
保存義務は5年間で、病院・診療所の勤務助産師の場合は管理者が保存します。