正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
産科危機的出血への対応指針では、産科危機的出血と判断して高次施設への搬送や大量輸血を開始する基準を示しています。
ショック指数(SI)や産科DICスコア、出血の持続とバイタルサインの異常が判断の目安です。
【選択肢別解説】
1:○ 出血の持続は定義に含まれます。
出血が止まらず、乏尿や末梢循環不全などのバイタルサインの異常を伴う場合は、産科危機的出血と判断します。
2:× Hb値6.8g/dLという値そのものは、定義の基準には含まれていません。
Hb値は輸血の判断に用いますが、出血の初期には低下が遅れて現れるため判断基準になりません。
3:× 産科DICスコア7点は基準を満たしません。
産科DICスコアは8点以上で産科危機的出血と判断します。
4:○ ショック指数(SI)1.5は定義に当てはまります。
SIは心拍数÷収縮期血圧で求め、1.5以上で産科危機的出血と判断します。
5:× 経腟分娩後24時間以内の出血量500mLは、産科危機的出血の基準ではありません。
指針では、経腟分娩で1L以上、帝王切開で2L以上の出血を、高次施設への搬送を考える目安としています。
【ポイント】
妊婦は循環血液量が多いため、出血しても血圧が保たれやすく、SIが早期の判断に役立ちます。
SI 1.0は約1.5L、SI 1.5は約2.5Lの出血量に相当するとされます。