正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
ホルモン補充療法(HRT)には、投与してはならない禁忌と、慎重投与ないし条件付きで投与可能な状態があります。
ホルモン補充療法ガイドラインでの区分を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 原因不明の不正性器出血がある者は禁忌です。
子宮体癌などの悪性疾患が隠れている可能性があり、原因を確かめるまで投与できません。
2:○ 子宮内膜症の既往がある者は、慎重投与ないし条件付きで投与可能です。
エストロゲンで病変が再燃する可能性があるため、黄体ホルモンの併用などに配慮して投与します。
3:× 心筋梗塞の既往がある者は禁忌です。
HRTは動脈硬化性の心血管イベントを悪化させるおそれがあります。
4:× 脳卒中の既往がある者は禁忌です。
エストロゲンによる血栓形成の促進で、再発のリスクが高まるためです。
5:○ 片頭痛のある者は、慎重投与ないし条件付きで投与可能です。
頭痛が悪化する場合があるため、経皮剤の選択など投与方法を工夫しながら用います。
【ポイント】
HRTの主な禁忌は、乳癌・子宮体癌などのエストロゲン依存性悪性腫瘍、原因不明の不正性器出血、血栓症の既往、心筋梗塞・脳卒中の既往です。
子宮のある女性には、子宮内膜増殖を防ぐため黄体ホルモンを併用します。