正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
妊娠中は胎児の発育を支えるため、循環・呼吸・腎・消化器・代謝の各系統が大きく変化します。
ホルモンの作用や増大する子宮の影響と結びつけて理解します。
【選択肢別解説】
1:× 妊娠中は腹式呼吸ではなく胸式呼吸になります。
増大した子宮で横隔膜が押し上げられ、横隔膜の動きが制限されるためです。
2:× 腎血流量は減少ではなく増加します。
循環血液量と心拍出量の増加に伴い、腎血流量と糸球体濾過量は30〜50%増加します。
3:○ 心拍出量は増加します。
循環血液量の増加に伴って1回拍出量と心拍数が増え、妊娠前より30〜50%程度増加します。
4:× 消化管運動は亢進ではなく低下します。
プロゲステロンが平滑筋を弛緩させるため、便秘や胃もたれが起こりやすくなります。
5:○ インスリン分泌は亢進します。
胎盤から分泌されるhPLなどがインスリン抵抗性を高めるため、それを補うようにインスリン分泌が増えます。
【ポイント】
インスリン抵抗性の増大に分泌が追いつかないと、妊娠糖尿病が発症します。
循環血液量の増加は妊娠32週ころにピークとなり、約40〜50%増加します。