正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
骨盤内感染症(PID)は、腟や子宮頸管の細菌が子宮内膜、卵管、骨盤腹膜へ上行して起こる感染症です。
頸管のバリアが破綻したり、子宮内に異物や操作が加わったりする状況がリスクになります。
【選択肢別解説】
1:○ 分娩はPIDのリスク因子です。
分娩後は子宮頸管が開き、胎盤剝離面という傷があるため、上行感染を起こしやすくなります。
2:× 膀胱炎は尿路の感染症です。
生殖器への上行感染の経路ではなく、PIDのリスク因子ではありません。
3:× 経腟超音波検査は腟内にプローブを挿入するだけで、子宮内には操作が及びません。
PIDのリスク因子にはなりません。
4:× 子宮腟部細胞診は、子宮頸部の表面の細胞を擦過して採取する検査です。
子宮内腔に器具を入れないため、PIDのリスク因子にはなりません。
5:○ 子宮内避妊具(IUD)はPIDのリスク因子です。
特に挿入後早期は、挿入操作によって細菌が子宮内に持ち込まれやすくなります。
【ポイント】
PIDの主な原因菌はクラミジアと淋菌で、不妊症や異所性妊娠の原因になります。
人工妊娠中絶や流産の処置など、子宮内の操作もリスク因子です。