正答5
解説
正解は5です。
妊娠初期(特に器官形成期の妊娠4〜12週ころ)は、薬剤による催奇形性が最も問題になる時期です。
ヒトで催奇形性が確立している薬剤を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× インドメタシンは、妊娠初期の催奇形性は明らかではありません。
問題になるのは妊娠後期で、胎児の動脈管収縮や羊水過少を起こすため使用を避けます。
2:× 低用量経口避妊薬を妊娠初期に気づかず服用しても、催奇形性は認められていません。
3:× ヒドララジン塩酸塩は、妊娠中の高血圧に用いられる降圧薬です。
催奇形性は示されていません。
4:× メトホルミン塩酸塩は、ヒトでの明らかな催奇形性は示されていません。
5:○ ワルファリンカリウムは催奇形性が明らかな薬剤です。
妊娠6〜12週ころの使用で、鼻の低形成や骨端の点状石灰化などのワルファリン胎芽病を起こします。
【ポイント】
妊娠中に抗凝固療法が必要な場合は、胎盤を通過しないヘパリンに切り替えます。
ほかに催奇形性が明らかな薬剤には、バルプロ酸、チアマゾール、ミソプロストールなどがあります。