正答4
解説
正解は4です。
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は、受精卵の着床後に絨毛の合胞体栄養膜細胞から分泌されます。
妊娠初期のhCGの主な役割は、妊娠黄体を維持することです。
【選択肢別解説】
1:× hPL(ヒト胎盤性ラクトゲン)は、胎盤自体が産生するホルモンです。
胎盤の増大とともに妊娠後期にかけて増加し、hCGによって維持されるものではありません。
2:× コルチゾールは副腎皮質から分泌されるホルモンです。
hCGが分泌を維持する対象ではありません。
3:× プロラクチンは下垂体前葉から分泌されます。
妊娠中はエストロゲンの刺激で増加しますが、hCGが維持するものではありません。
4:○ hCGはLHと似た作用で妊娠黄体を刺激し、プロゲステロンの産生を維持します。
プロゲステロンは子宮内膜を脱落膜として保ち、妊娠の継続を支えます。
【ポイント】
妊娠7〜10週ころにプロゲステロンの主な産生源が黄体から胎盤へ移ります(ルテオプラセンタルシフト)。
hCGは妊娠8〜10週ころに分泌がピークとなり、その後低下します。