A 病院の産科病棟は 5 階に位置している。
平均分娩数は 40 件/月で、母児同室としている。
マニュアル改訂後 1 か月、11 時に震度 6 強の地震が発生した。
病院内では火災の発生や建物の損壊がないことを確認したが、病棟から避難することになった。
このときの助産師の対応で適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
地震で病棟から避難する場面で、褥婦と新生児の避難方法を判断する問題です。
火災や建物の損壊はありませんが、5階からの避難では、エレベーターは使えず階段で避難することになります。
【選択肢別解説】
1:× 母児異室の新生児を職員だけで避難させると、人手が足りなくなります。
褥婦が動ける場合は母親に児を引き渡し、一緒に避難してもらうことで、職員は介助が必要な人に対応できます。
2:○ 母児同室の新生児は、母親が抱いて一緒に避難します。
母子が離れずに避難でき、職員の負担も減るため、最も安全で効率的な方法です。
3:× 新生児をコットに寝かせたまま階段で避難するのは危険です。
職員が直接抱くか、抱っこひもなどを使い、両手が使える状態で避難します。
4:× 避難が必要な状況で、パートナーの迎えを待つことはできません。
正常に経過している褥婦も、職員の誘導に従ってすぐに避難します。
【ポイント】
産科病棟の避難では「母子は一緒に避難する」「新生児は抱いて運ぶ」「動ける人は自力で、職員は介助が必要な人を優先する」が基本です。