A 病院の産科病棟は 5 階に位置している。
平均分娩数は 40 件/月で、母児同室としている。
近年の災害多発を踏まえ、病棟の災害対策マニュアルを改訂することにした。
このマニュアルに記載する内容で正しいのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
5階に位置する産科病棟の災害対策マニュアルに、どのような内容を記載すべきかを問う問題です。
災害時はライフラインが途絶え、限られた人員で対応することを前提に考えます。
【選択肢別解説】
1:× 流量膨張式バッグは、酸素や空気の供給源がないと使用できません。
災害時は配管からのガス供給が止まる可能性があるため、ガス源がなくても使える自己膨張式バッグを常備します。
2:× コットの四隅すべてにストッパーをかけると、揺れの力が逃げずにコットが転倒しやすくなるとされています。
コットの固定方法は、転倒や移動の危険を考えて定めておきます。
3:○ 災害時には慣れない物品を使うと混乱や手技の誤りが起こりやすくなります。
平時に使用している分娩セットを災害時にも使えるようにしておくことで、落ち着いて対応できます。
4:× ヘルメットを夜勤者の人数分だけ置くと、人数の多い日勤帯に発災した場合に不足します。
スタッフ全員が必要なときにすぐ使えるよう、数と配置を考えます。
【ポイント】
災害対策では「電気やガスがなくても使える物品」「平時と同じ物品と手順」「どの時間帯でも対応できる準備」が基本です。