正答4
解説
正解は4です。
助産業務ガイドライン2019は、助産所や自宅での分娩で、医師に相談・搬送すべき状態の基準を示しています。
この問題は、経産婦の分娩で搬送が必要になる状況を問うています。
【選択肢別解説】
1:× 淡黄色の羊水は正常範囲の色調です。
搬送を検討すべきなのは、緑色の羊水混濁や血性の羊水など、胎児機能不全や胎盤の異常が疑われる場合です。
2:× 母体の体温37.8℃は、搬送が必要な発熱の基準に達していません。
分娩中は38.0℃以上の発熱が搬送を検討する目安で、それ未満では水分補給などを行いながら経過を観察します。
3:× 単発の遅発一過性徐脈は、体位変換などを行いながら連続的に観察します。
遅発一過性徐脈が繰り返す場合には、医師への相談・搬送の対象となります。
4:○ 破水後24時間を経過しても陣痛が発来しない場合は、子宮内感染のリスクが高まります。
医師による管理が必要であり、助産所から搬送すべき状況です。
5:× 経産婦で子宮口全開大から1時間の時点では、胎児の状態に異常がなければ、直ちに搬送の基準には当たりません。
児頭の下降と胎児の状態を評価しながら観察を続けます。
【ポイント】
助産所で扱えるのは正常な経過の分娩のみです。
破水後の長時間の陣痛未発来、38℃以上の発熱、反復する一過性徐脈などは、医師管理へ移行する代表的な状況です。