A ちゃん(生後 9 か月、男児)は助産所で出生し、これまでに異常を指摘されたことはない。
出生体重 3,000 g。
完全母乳栄養で育ち、離乳食は生後 6 か月から始まり、現在は 1 日 2 回食で歯ぐきで潰して食べている。
A ちゃんの母親は「上の子の同じ時期に比べて食べる量が少ない。大丈夫でしょうか」と助産所に相談に来た。
来所時、身長 72.0 cm、体重 9,000 g、母乳の授乳回数は 1 日 5 回であった。
A ちゃんは子ども用の椅子に座って離乳食を食べている。
助産師の母親への助言で適切なのはどれか。
正答5
解説
正解は5です。
生後9か月で身長72.0cm、体重9,000gと発育は良好です。
離乳食は1日2回食で、歯ぐきでつぶして食べられ、椅子に座って食べることもできています。
母親は上の子と比べて食べる量が少ないと心配していますが、発育から見て栄養は足りていると判断できます。
【選択肢別解説】
1:× 発育が良好であり、母乳を無理に減らす必要はありません。
この時期の授乳は、離乳の進行に合わせて自然に回数が減っていけばよいとされています。
2:× 歯ぐきでつぶせる固さは、生後9〜11か月の離乳後期に適した調理形態です。
柔らかくすると、かむ力の発達の機会を減らしてしまいます。
3:× 好きな食品だけを重点的に与えると、栄養が偏ります。
いろいろな食品や味に慣れることが、この時期の離乳食の目的の一つです。
4:× 時間を決めずに与えると、食事のリズムが崩れます。
離乳後期には、1日3回の食事のリズムを整えていくことが大切です。
5:○ 生後9か月ころからは、離乳食を1日3回に進める時期です。
発育が良好で、歯ぐきでつぶして食べることもできているため、このまま3回食へ進めるよう助言します。
【ポイント】
離乳の目安は「5〜6か月で1日1回・なめらかにすりつぶした状態」「7〜8か月で2回・舌でつぶせる固さ」「9〜11か月で3回・歯ぐきでつぶせる固さ」「12〜18か月で完了期」です。
食べる量は個人差が大きく、成長曲線に沿って発育していれば心配はありません。