正答3
解説
正解は3です。
妊娠経過の表から、妊娠高血圧症候群の病型を判断する問題です。
高血圧が始まった時期と、蛋白尿の有無が判断の鍵になります。
【表の読み取り】
妊娠16週6日の血圧は112/58mmHgで、妊娠20週より前は正常血圧です。
妊娠30週6日に血圧150/103mmHgと、初めて高血圧(140/90mmHg以上)になっています。
尿蛋白は妊娠28週6日に2+、30週6日に3+と陽性です。
子宮底長25cm、推定胎児体重1,200gと週数に比べて小さく、胎児の発育の遅れもうかがえます。
【選択肢別解説】
1:× 妊娠高血圧は、妊娠20週以降に高血圧のみを発症し、蛋白尿や臓器障害を伴わないものです。
本例は蛋白尿を伴うため該当しません。
2:× 高血圧合併妊娠は、妊娠前または妊娠20週までに高血圧があるものです。
本例は妊娠16週の血圧が正常なので該当しません。
3:○ 妊娠高血圧腎症は、妊娠20週以降に初めて高血圧を発症し、蛋白尿を伴うものです。
本例は妊娠30週で高血圧となり、蛋白尿も陽性であるため、これに該当します。
4:× 加重型妊娠高血圧腎症は、妊娠前または妊娠20週までに高血圧や蛋白尿があり、妊娠20週以降に悪化したものです。
本例は妊娠20週以前に異常がないため該当しません。
【ポイント】
妊娠高血圧症候群の病型は「20週以前に高血圧があったか」「蛋白尿や臓器障害を伴うか」で判断します。
血圧160/110mmHg以上は重症に分類されます。