正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
臍帯の発生、構造、胎盤への付着部位、羊水との関係を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 臍帯は胚と胎盤をつなぐ付着茎から形成され、主に中胚葉に由来します。
内胚葉由来ではありません。
2:○ 臍帯の表面を覆う羊膜上皮からは液体が分泌・移動しており、羊水の産生に関与しています。
羊水の主な産生源は胎児尿ですが、臍帯や羊膜の表面からの分泌も寄与します。
3:○ 臍帯の胎盤付着部位は、胎盤の中央からずれた位置に付着する側方付着が最も多くみられます。
ほかに中央付着、辺縁付着、卵膜付着がありますが、卵膜付着は血管が破綻しやすく注意が必要です。
4:× 臍動脈は臍静脈より長く、静脈の周りにらせん状に巻きついています。
この長さの差が臍帯のねじれ(捻転)の一因と考えられています。
5:× 臍帯の表面を覆っているのは羊膜です。
Wharton(ワルトン)膠様質は臍帯の内部にあり、2本の臍動脈と1本の臍静脈を包んで血管を圧迫から守っています。
【ポイント】
臍帯は「表面は羊膜、内部はワルトン膠様質、血管は臍動脈2本と臍静脈1本」という構造です。
付着部位は側方付着が最も多く、卵膜付着は前置血管のリスクがある点も押さえます。